夏に食べる冷たいそうめんってうまいですよね。温かくにゅうめんとしてもアレンジもできるし、いつ食べても美味しいですよね。
みなさんは普段そうめんの種類は何を食べてますか?
僕はたいてい揖保乃糸を選んでます。このそうめんはどこのスーパーに行っても売ってますね。誰もが知ってる超有名ブランドです。みなさんも普通に食べていると思います。
で、この揖保乃糸にランクがあるのをご存知でしょうか。
よく食べられているのが赤帯の揖保乃糸と思います。が、実際はもっと色々な種類があるんです。
今回はその揖保乃糸の中でも0.1%しか作られないという「幻のそうめん」と言われる最高級ブランド「三神(さんしん)」を食べてきました。
記事の目次
日本三大そうめん。有名なそうめんの産地
日本三大そうめんといえば
日本三大そうめん
- 兵庫県播州そうめんの揖保乃糸
- 奈良県の三輪そうめん
- 香川県の小豆島そうめん
これらを日本三大そうめんと言います。
他にも徳島県の小豆島そうめんや香川県の小豆島そうめん、長崎県の島原そうめん、富山県の大門そうめん等があります。
富山県には他に大岩山日石寺前に大岩そうめんってのもありますね。秘密のケンミンショーでもやってました。日石寺に参拝した際も、ものすごく混んでいるのを見ました。
-日石寺大岩館-
揖保乃糸とは
国内生産量1位。自他ともに認める日本を代表するそうめんです。(言い過ぎか。。。)
揖保乃糸の「揖保」は近くを流れる揖保川から、糸のように細いそうめんであることから揖保乃糸と名付けられました。播州そうめんを代表するブランドです。
揖保乃糸は揖保川沿いの播州たつの市や揖保郡、宍粟市、姫路市等の地域一帯で作られた「兵庫県手延素麺協同組合」加盟の生産者だけが名乗ることが許されています。この組合を必ず通すことで一定の品質を保っています。(他のそうめん生産地域も味にはこの組合への加盟が肝)。他にもただの播州そうめんっていうのもありますからややこしいですね。
作り方は機械ではなく、職人によってつくられる手延そうめんで、熟成と縄状に麺に縒りをかけて延ばす作業を繰り返すことで麺が作られます。
最初は蛇のアナコンダぐらいの太いサイズの麺を細くしながら、それらの紐状になった麺を数本ひねり合わせながら(しめ縄のイメージ)徐々に麺を細くしていきます。
最終的に1mm未満の直径になるのですが、なんでこんなに細くできるのか不思議かと思いませんか。
その理由は、このひねり構造と小麦に塩水を混ぜることでできるグルテンが小麦の粒を縄状に包み込んで弾力性の高い、麺風にいえば「強いコシ」が作られるためです。
-兵庫県を流れる揖保川です。揖保乃糸の名前はこの川から命名-
-コチラが一番売られている上級の揖保乃糸。上級も手延。やっぱりうまいです!-
揖保乃糸はそうめんだけでなく、こんな中華麺やパスタ等も作ってます。進化してますね。
「三神」幻のそうめんとは
揖保乃糸の中でも最高級のランクを「三神」と言います。特徴はその細さにありわずか0.55~0.60mmです。
普通のスーパーではまず買えず、贈呈用の専用品です。
しかし、このそうめんを日本で唯一食べ得られる場所が一箇所だけあります。それが兵庫県たつの市にある「すくね茶屋」です。
そのすくね茶屋のお品書き(メニュー)には三神についてこう書かれています
揖保乃糸「三神」の特徴
揖保乃糸三神(さんしん)は特級品の上位にランクされる最高級のそうめんです
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生産量はわずかで全体製造量の約0.1%しか製造されず「幻のそうめん」と呼ばれています。
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-メニューに貼られている「三神」についての説明-
-揖保乃糸ランク-
-すくね茶屋で注文した「三神」がこちら-
ご参考として、日本三大そうめんの三輪そうめんの最高級品は「神杉」と言います。
「三神」を食べられる場所(すくね茶屋)
〒679-4162 兵庫県たつの市龍野町下霞城22
クルマで山を登った頂上付近にあります。駐車場は広々していますので大きなクルマでも安心です。
-地図-
-すくね茶屋の駐車場-
「三神」を食べた感想
この三神ですが、特徴は麺がめちゃくちゃ細いです。食べると「細っ!」と思います。と言ってもしっかりとコシがあります。
いつも食べてるスーパーの揖保乃糸とは全然違って風味も高級感がありますね。値段も。。。(笑)
この三神の説明文を見た後だったのでなおさら美味しく感じました!
また、時間を見つけて食べに行きたいです!
すくね茶屋のオススメ訪問時間帯
お店の方が昼食前後の時間帯はいつも激混みと言ってました。行くならpm2時~4時がオススメとのこと。
pm6時以降は予約が必要なので注意してくださいとのことでした。
そうめんの里(揖保乃糸資料館)
もっと揖保乃糸について知りたい方は、「そうめんの里」という資料館が兵庫県たつの市にあります。「すくね茶屋」から数キロの所です。
揖保乃糸のこだわりがよく分かる資料館ですので是非足を運んでみてください。
館内に何故かぐるりと周辺を囲むように座椅子が多く設置されていて、いつでもどこでも座れます(笑)
-そうめんの里 地図-
-そうめんの工場見学-
-昔の製造工程1 最初は極太-
-昔の製造工程2 少しづつ細くして撚っていきます-
-昔の製造工程3 麺同士がくっつかないように箸で伸ばす作業-
他にも揖保乃糸の歴史から、映像から、特徴までいろいろ展示してます。是非足を運んでみてください。ここで学習するとさらに揖保乃糸が美味しくなること間違いなし!
まとめ
今回は揖保乃糸の最高級ブランドで幻のそうめんと言われる「三神」を紹介させていただきました。兵庫県のたつの市や姫路方面に行く予定がありましたら是非「すくね茶屋」に寄って、この「三神」を味わってみてください。何度も言いますが「三神」はここでしか食べられません。ホントに絶品です。