どうも皆さん地獄から這い上がってきた旅子旅男でございます。
地獄ってどんなトコ?人間で死んだらドコに行くんだ?って疑問に思ったことありませんか。
いったいどんなところ何でしょうね。
観光で有名な地獄と呼ばれる地域は有立山地獄、川原毛地獄、恐山とこの3つが日本三大地獄といいます。
どれも硫黄の煙が吹き出して、灰色がかった火山灰に覆われて、生命感などまったくない、まさに誰もが思い描く地獄の風景と言えるような光景です。
が、これでは地獄がどんなところで何をやっているのかわかりませんね。
そんな中、日本には真面目なんだけど面白おかしく、リアルでわかりやすく地獄について学べるテーマパーク、博物館などがあります。
今回はそんな怖くて面白い地獄めぐりを体験して学べるテーマパークや博物館を紹介します。どこも面白く学べて近くに寄ったらぜひ訪れてみてください。
- 伊豆極楽苑(静岡県伊豆市)
- まんだら遊苑(富山県中新川郡立山町)
- 別府地獄めぐり(大分県別府市)
- 日本の鬼の交流博物館(京都府福知山市)
- 落語で学ぶ地獄:地獄八景亡者の戯れ(桂米朝、桂枝雀)
地獄めぐりのはじまり
記事の目次
伊豆極楽苑
場所
静岡県 伊豆市 下船原 370-1
入り口はこんなところ。
概要
伊豆極楽苑は静岡県伊豆市にある地獄めぐりを疑似体験できる場所です。
人が死んでからの地獄巡りについて日本全国のどこよりも詳しく学ぶことができます。こじんまりとした建物ですが情報量はギュウギュウでかなりあります。入場料は単体で700円、2階のの秘宝館とのセットで900円です。せっかくなのでセットで入場購入しましょう。
僕が日本全国を旅してきた中でも間違いなく日本一地獄巡りがリアルに感じられるテーマパークです。
入館するとまず、広間で地獄についてのレクチャーをしていただけます。簡単に人が死んでから49日で閻魔大王からの判決を受けるまでにどのような流れになっているかが大まかに理解できます。「へぇー」って言うこと間違いなし。時間も数分ぐらいで長すぎず説明を受けるのに丁度いい時間配分です。
そして、2階に行くと実際の地獄めぐりの様子がミニチュアで表現されており、有名な三途の川から始まり、賽の河原、閻魔大王の裁定などが展示されてます。
まさに、地獄、地獄、地獄の連続。 こんな地獄ジオラマよく作ったなホントに。。。
見てて痛々しい、こんなの見てたら地獄に行きたくない!
最後は極楽。やっぱり極楽がいいな。
と伊豆極楽苑の見学が終わった後は併設の秘宝館へ。こちらが更に怪しいんです↓をどうぞ。
実際回ってみた
この図と人形を使ってレクチャーを受けます。とってもわかりやすい説明です。
閻魔大王だけじゃなくて実際は何回も判決を受けるんですね。49日の間、毎週7日に1回行われるそうです。
賽の河原の子どもたち。父母より先に死ぬ子供は三途の川を渡れないそうです。こわ~い。
痛そう。。。
アツアツの釜で煮詰められてる。。。
最後は閻魔大王の登場。天国か地獄か判決は如何に!
最後はギャグで〆。あなたは女?
別館の秘宝館
そしてこの伊豆極楽苑が面白いのは別館(2F)に秘宝館があるところ。もうなんともコメントのしようがありません。。。
昨日行った伊豆旅行の中では伊豆極楽苑が1番よかった。
B級スポットって聞いてたからまったく期待せずに行ったけど(すみません)、冥界、地獄のことを結構しっかり学べで面白かった。 pic.twitter.com/2Ok9ab6QkE— つじもとたかと (@tsujimoto0611) August 31, 2020
ホームページ
伊豆極楽苑のホームページはこちら
http://izu-gokurakuen.com/inside.html
まんだら遊苑
場所
富山県中新川郡立山町芦峅寺93-1
概要
まんだら遊苑は富山県にある地獄めぐりのテーマパークです。なんと富山県の立山博物館が運営しています。私営ではなくて県営です。料金はまんだら遊苑のみで400円です。
冒頭に紹介した日本三大地獄の一つ立山地獄のお久元です。そういった地獄ゆかりの地という繋がりもあって作られたのかもしれませんね。
伊豆極楽苑は建物が地獄めぐりの博物館化しておりましたが、まんだら遊苑は地獄めぐりの公園のようなテーマパークです。
怖さというよりもほのぼの・のんびり感たっぷりですので家族や恋人などと来ても大丈夫でしょう。
初っ端の薄暗い閻魔大王の建屋が少々怖いぐらいでこれ超えれば後はピクニックです(笑)
文字などの説明は極力なくどちらかというとアート作品を楽しむような感覚になります。
ちょっとした感覚実験や体感コーナーなどもあります。
園内も広々していて、結構歩きました。
実際回ってみた
まんだら遊苑のマップです。公園をぐるりと一周結構歩くのでいい運動になります。
最初は閻魔堂です。ここが一番恐怖なところ。
うわー。地獄じゃ~。
出口は細くて、狭くて更に恐怖が増します。
外に出るとしばらく園内を散歩。
橋の先端が眺めが良い。先端で鐘を鳴らせます。
歩きます。
体感コーナーもあります。コチラは楽器です。
富山にある大人も子供も楽しめるコスパ抜群のテーマパーク「まんだら遊苑」。入場料たったの400円で、ほんの2時間の間に地獄に落ちて天国に昇れるおすすめ穴場スポットです。 https://t.co/62BcdyOoEp pic.twitter.com/ujtz69ri2v
— エクスペディア(Expedia) (@Expedia_Japan) December 10, 2018
ホームページ
富山観光ナビ
https://www.info-toyama.com/spot/31027/
別府地獄巡り
場所
大分県別府市大字鉄輪559−1(海地獄)
概要
別府地獄めぐりは温泉で有名な大分県別府市にあります。別府は別府八湯といって様々な泉質の温泉があることで有名です。
その別府の一部の地域を利用して、特徴のある温泉を噴出する源泉噴出地を地獄と呼び、この地獄を巡ることを別府地獄めぐりと呼びます。別府市に合計7ヶ所の地獄と呼ばれる場所があります。
なのでこの別府の地獄めぐりは今までのリアルな地獄を表現した仮想地獄めぐりというわけではありません。
それぞれの地獄は入場料が必要で、単独でも入れますが全部巡ろうと思っている場合は2000円の共通券がお得です。
ここはホントにいろんな源泉があるんだなぁって思いますね。赤褐色だったりねずみ色だったりブルーだったりとホント不思議でいろんな温泉噴出地があります。
場所ごとに特徴を持たせていてワニ園なんかもあります。なんでワニなん?
移動手段はバイクやクルマなら楽勝です。徒歩の場合は一部地域は纏めて回れますが、離れている所には徒歩だと厳しいかもしれません。
一番のオススメは定期観光バス(亀の井バス)です。別府駅をスタートして地獄めぐりを全部巡ってくれます。バスガイド発祥の地と言われており、お姉さんがガイドしながら地獄めぐりをすることでより深く地獄めぐりを楽しむことができます。
最近はシェアサイクルというレンタサイクルのような自転車を貸し出しているところがあるようです。
実際回ってみた
これが地獄めぐりのチケット。セット券で2000円です。
かまど地獄。
海地獄。
地獄の1回の入場料は400円です。7ヶ所あるので単独で回ると2800円。セットで2000円ですので最初から全部めぐろうと思ってたらセット券で買うのがお得ですね。
ワニ園な鬼山地獄
血の池地獄。赤褐色が独特。
別府地獄めぐり【大分県】
大分県別府市に多数存在する自然湧出の源泉「地獄」を観光名所化し、定期観光バスなどで周遊する別府温泉の観光の定番コースである。 海地獄、血の池地獄、白池地獄、龍巻地獄の4地獄は国の名勝に指定されている。 pic.twitter.com/oCL3X2EZge— 日本の観光名所bot (@japanese_meisyo) August 22, 2020
ホームページ
別府地獄組合
http://www.beppu-jigoku.com/index.html
日本の鬼の交流博物館
場所
日本の鬼の交流博物館 京都府福知山市大江町仏性寺909
鬼瓦公園 京都府福知山市大江町河守
日本の鬼の交流博物館の正面。大迫力の巨大鬼瓦像が迎えてくれます。
概要
鬼退治といえば岡山県での桃太郎が有名ですが、京都府jの福知山にある大江山も有名な鬼退治の名所です。
ここ大江山で鬼と言われているのが「酒天童子」や「茨木童子」。この鬼をを退治したのが「源頼光と四天王」と言われています。
歌舞伎十八番「外郎売」の一節にもこの話が出てきますね
この博物館では大江山の鬼退治の話はもちろん、他にも日本全国のの鬼から世界の鬼まで紹介しています。
世界でいうところの鬼は「デーモン」とか「デビル」とか言われます。約すと鬼なんですね。。。
実際回ってみた(日本の鬼の交流博物館編)
実際回ってみた(鬼瓦公園編)
大江駅前の鬼瓦公園です。全国の鬼瓦が展示されてます。鬼瓦の目的は家の屋根の先端に取り付けて、邪気を払う魔除けや厄除けが目的と言われています。
公園の広場に飾られた鬼。全方位鬼で監視されてます。悪いことはできませんね。
鬼瓦のストリート。
こんな感じで全国の瓦が飾られてます。
京都府福知山市にある日本の鬼の交流博物館です。「鬼」をテーマにした珍しい博物館であり、日本全国から世界中に至るまでの多様な鬼を扱っています。 https://t.co/9yrEktwTsD pic.twitter.com/xlh1tYfRYY
— 人文研究見聞録 (@kenbunblog) June 11, 2020
ホームページ
日本の鬼の交流博物館
https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/onihaku/
落語:地獄八景亡者戯(じごくはっけいもうじゃのたわむれ)
地獄を舞台とした落語もあります。故人間国宝の桂米朝さんが現代風にアレンジした「地獄八景亡者戯」が有名で「桂米朝」さんはもちろん「桂枝雀」さんの演目も笑わせてくれます。
内容は
「サバの刺身に当たってあっという間に死んだ男が、先に死んだ隠居と一緒に三途の川を超えたり、個性的な人たちと巡り会いながら地獄めぐりの旅をして、、、、」
というストーリーです。
1時間を超える演目ですが、笑いどころがたくさんあってあっという間に時間が過ぎます。是非ご覧になってください。ずっと前に撮影されたものですが、今見ても全然面白いです。
桂米朝 地獄八景亡者戯
桂枝雀 地獄八景亡者戯
■まとめ
日本が誇る地獄めぐりのテーマパークをご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか。どこも面白いところばかりですのでぜひ旅行でお近くを通った際は立ち寄って見学してみてください。もしかしたら死に対する認識が変わってくるかもしれませんね。